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バブルの真っ只中
私は証券会社に入社
新人は、2年間新規開拓のみ
私は担当地域に古紙回収で世界一の会社を見つけ
社長が必ず11:00に席にいることを知り
雨の日も、雪の日も、毎日通いました
社長は会社の入口のそばに席があり
私は名刺を置き、新聞の切り抜き、経済の見通し、商品の案内等を毎日持ち届けました
社長席の横のソファに座ると、お茶を出していただき、毎日お茶を飲んで帰る、の繰り返し
社長は忙しくしていて、一言も私に話しかけませんでした
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一年半ほど(約300回?)通った頃
ついに心が折れ
「もう、ダメだ。今日で最後にしようか・・・」と、お客様の近くの河川敷で泣いてました
すると、誰かが背中をトントンと叩き
振り向くと社長です
社長「どうして泣いてる?」
私「ちょっと悲しいことがありまして」
社長「君がどれだけ頑張るか、毎日社員と話してるよ。よく頑張ってるね、すごいよ」
思いがけない言葉でした
その後、社長は数日前に置いてきたパンフレットを私に見せ
「これを3億欲しいのです」
(3億の商いは、ものすごい金額)
会社に猛ダッシュで帰りました(当時は携帯など無い)
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『努力は必ず報われる』
この出来事はこの後の社会人生活の勇気となってます
木下社長、ありがとうございました
いつまでもお元気で!