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経営の神様 松下幸之助さん
新人研修時の訓話
「社会人になってお金が一番大事と思ったらあかんぞ。もちろんお金も大事やけどな、お金は失くしても取り戻せるんや。しかし、人生にはこれを失うと取り戻すのに大変苦労するものがある。それは信用や。信用を大事にせなあかん」
松下幸之助さんが
松下電器が成功した理由についてあげたこと
①自らが凡人だったから
自らが学校をでていないから知識がなく、知識のある人に聞いた。聞いた知識を自分で消化しながら知恵としていった
②人材に恵まれていた
数名の町工場で松下電器を設立。会社の設立は大正7年、当時は尋常小学校をでると丁稚奉公にいくのが通常だった。高校や大学まで出ている人は稀なこと。小さな町工場にきてくれる人は、就職がうまくいかなかった人ばかりで採用しても来てもらえないことが多かった
そんなとき、採用した人材が本当に出社するか見に行ったとのこと。出社する姿を見た松下幸之助さんは、嬉しくなり社員を大事にしないといけないと感じます。大事に育成すればしっかり育つと確信したとのことです
③方針を明確にした
方針を明確に。さらに権限を与えた
④理想を掲げた
創業当時は小さな町工場でも「250年後はこうなっている」というビジョンがありました。そして、10年、10年、5年で区切った25年を1節にして10節を繰り返していく。250年後は松下電器の力で日本を発展させる、楽土にするという理想を掲げました。社員にも夢と誇りをもたせた
⑤時代にあう仕事をする
松下幸之助さんは大阪の街に電車が走ったのを見て、「今後は電気の時代だ」と感じたとのこと。そして大阪電灯に就職して検査員になります。最近ならば、ロボット事業分野や再生エネルギー分野、環境分野などでしょう
⑥派閥を作らなかった
企業によくありがちな、社長派や専務派などの派閥を作ると情報がそこで止まってしまします。派閥を作らなければ、トップに情報が集まります
⑦全員経営
全員経営とは、自分の仕事だけではなく他の部署への提案や意見をいってもいいこと。たとえば、一般社員が経営のやり方がおかしいと提案しても問題ありません。これは会社の売上や利益などを全社員に公開して、経営者意識を植え付けるようなガラス張り経営だからできること
⑧自分の仕事を公の仕事だと思う
自分たちがやっている仕事は給料のためではなく、多くの人の役に立つためにする公のもの。だから手を抜いてはいけないし、会社を潰してはいけないと訴えてきたとのこと
松下幸之助さん
素敵で凄い人です